• 葬式は遺された遺族の為にやりましょう

    3年前、実父が3ヶ月の入院生活を経て他界しました。
    母はすでに他界し母の時は父がすべてとりしきりました。

    生前何となく自分の亡き後の事を家族葬がいい、香典は受け取らない等言っていたのですが、父が自分の亡き後の事を言い出した頃は父に判断能力はあまりなく、その時によって話す人によって言う事も違う為、父の意志をきちんと確認出来ず、亡くなった後葬儀のやり方をめぐり兄弟間でそれぞれ生前父から聞いた事が食い違いなかなか話し合いがまとまりませんでしたので大阪市のゴミ屋敷を清掃するために依頼しました。

    けんかになり葬儀屋さんにも早く決めてと言われ、結局生前きちんと確認しなかった兄が悪かったと話し合いをまとめる為悪者になり皆に謝りました。

    そして生前確認しなかったという事は、父に葬儀等に対するこだわりはないという理解をしようだから、残された者達がやり易い様に葬儀をしよう、そのかわり心を込めて父を送ろうと兄弟間で話し合いがまとまると、兄以外の遺族、姉と私が話し合い兄に任せようという事におちつきました。

    結局葬儀は城東の斎場で家族葬になり、静かに亡き父を思い心を込めて送る事ができました。
    悪者になってくれた兄に感謝です。

    生前葬儀の事等本人の思いを確認し、出来たら紙面に残せたら一番よいと思いますが、なかなかそうはいかないのが現実です。

    逆に葬儀は遺された意志の為にあるものと割り切り、、遺族が気持ちよくもめずに心を込めて送る事が一番の供養になると思います。